それは、都市部、農村部、地方部、都市郊外部さまざまです。
海のある風景もあれば、山に囲まれた風景もあり、川が流れる風景もあり。
公園ひとつにしても、ディテールを考えた空間づくりをしているところには、自然と風景の一部として見入ってしまうことがあります。
栃木県芳賀町「あおぞら公園」のソーラー照明と夕暮れの風景。意外となじんでいる。 |
自分の地元の周りでは、下総台地と手前に広がる田園風景や、利根川をはじめとする川の風景、鹿島灘や銚子沖の海の風景、鹿島の工場の風景、小河川に展開するまちなみ風景など様々な風景やまちが展開されています。
香取市(旧佐原市)の小野川沿いの建物景 |
同上、川の生活景、川を活用した観光の景 |
【ここ何年間かで変わった地域の風景】(銚子、波崎界隈では)
昔は、なんの変哲のない田舎の風景でありましたが、風車が何基も設置され立体感が出てきたために、ちょっとした写真撮影スポットにもなりつつあります。
銚子市野尻の畑と風車のある風景 |
神栖市(旧波崎町)の海岸沿いの風車の並ぶ風景 |
地方に住む者にとって、若いころはいろんな刺激を求めて東京方面へ視点がいっていたことは誰しもが経験済みのことでしょう。しかし、大人になるとどうか?
逆に落ち着きを求めたりもすることがあります。
また、いろんな視点で都市と田舎を見比べることもできるようになります。
いろんなもの、いろんな地域を見て、見比べてはじめてわかる地元の「良さ や 悪さ」 という感じでしょうか。
それぞれの方が今生きている舞台には、人の目の中に入るものとして必ず風景というものがあります。
ただ単に仕事をし、生活に追われているということがほとんどなのでありますが、その中においてでも、少しでも物事をみること、考えることが出来る余白、ふみしろを拡大しながら自分の生活している環境について考えることは、決してつまらないということはありません。
観光などで、いろんな国や地域に出向くとき、わくわくしますよね。(^ ^)
地域をデザインすることは「風景や物質そのもの」の他に、「そこで生活をしている人のドラマや人々の交流のこと」までをひっくるめて取り組むことであり、それがいろんな要素の詰まった一地域をつくっていくことにつながります。
使われるものをつくる。喜ばれるものをつくる。
何か(何でもいいので)、明るい希望をもって取組むことは、ワクワク感を持続することにもつながり仕事や活動に対するミネラル、エネルギー(活力)になります。
自分もまだまだ完全なプラス思考とは言えませんが、プラス思考で頭の中が動くよう、また自然体で行けるように頑張りたいと考えます。
自分にとって地域の風景をつくることとは、
「人々の安らぎを与えること、憩いの場を創出すること、 何かの地域の活力の源になる空間をつくること」
これらのことを頭の片隅におきながら、日々、都市や地域を形成する空間創造の世界に自然体で取り組んでいきたいと思う次第です。