空間をプランニングする、デザインする立場より思うこと。
都市をつくっていくこと、まちをつくっていくこと、地域をつくっていくことは、短絡的に単純にモノをつくる、こわすというだけのものではない。
人々の生活の舞台とは、いろんな要素が単純かつ複雑に絡み合っているもの。
良かれと思って事業を進めても、反発を喰らってしまう事もしばしばであります。
どうして、そんなことになってしまうのか。
その一因としては、業務やプロジェクトそのものだけしか見ようとしないことにあるような気がします。
仕事を進めていく上では、そのことに集中するのはとても大切なのですが、何かを忘れてしまってしまいがち。
空間の設計でいえば、空間の構成、構造を考えることはもちろんなのですが、その先の目標とされる人々の思いでの記憶に残るような空間づくりを念頭におき進めていくことが必要となります。
ある意味、自分たちの住むステージを創っていくことは、機能のデザインの他に、
感性のデザインについても忘れてはなりません。