行政職員や地域づくりの担い手、まちづくり等に関心をもつ人々などがあつまり、意見をまとめるワークショップの手法を学ぶ場として、そして人と人をつなぐ交流の場としても開催されたことだと思います。
自分は、前回(第一回目)も参加し、今回(第二回目)も参加。
現在、地域の計画の仕事やまちづくりの話し合い等にも参加していることもあり、
そして何よりも地域をつくっていくことに、子供のころからいつか取り組んでいきたい思っていたこともあり、参加してきた次第です。
20世紀のまちづくりは、どちらかというとモノ(ハード)事業中心のまちづくりでありました。
しかし、高齢者社会が進む中で、ハードのみでは対応しきれないという危機感が多く生まれつつあります。
そういう中で、コト(ソフト)事業をとりいれたまちづくりが進みつつあります。
将来的には、働く世代1人に対して、高齢者を1人支えなくてはいけなくなることも懸念される中、今まで通りでは何もできなくなってしまうことも懸念されます。
それだけ、モノだけに頼ることからのシフトが求められているのだと感じます。
人間が幸せを求めていく姿、形も変化しつつある。
自分の参加したグループは、行政職員の方や会社の社長様、まちづくりで御活躍されている方が集まったグループで、みなさま前向き。
普段と違い、非常にいい刺激を頂くことができ、勇気がわいてきたのはいうまでもありません。
こういう場で仕事や話し合いがしたいよなと思いました。
ワークショップの基本形としては、「相手を否定しないこと」
そして、「この場だけの話にすること」 です。
ここでの会話で、「この前話したじゃないか!」 ということで、人間関係等がおかしくならないようにするためです。
建設的な意見を出し合うことは、考えながら意見を言うこと、みんなの意見を通じて学びながら、考えながら発言をすることです。それらが多く積み重なり意見がより濃いものになっていきます。
仕事場の会議や、上司・部下とのやりとり、教授・学生とのやりとり、元請け・下請けとのやりとり などで、様々な意見のやりとりが日常の生活の中にも多く存在しています。
そういう中で、一度否定の話がでてしまうと、そこで話が発展しなくなってしまうことが多くあるのです。
目標は同じだとしても、否定していうこと と、否定はしないけどこういう考えもあるよ、ということでは、同じようでも、この先の話の発展には大きく影響をします。
建設的な議論は、足の引っ張り合いというよりは、お互いのいいところを引き出すことです。
目標が同じであるのなら、後者の方が早くゴールにたどり着き、次の展開に持ち込むことも早くなります。
足を引っ張ることに使うエネルギーを消費するよりも、次の展開を考えることに使うエネルギーの方がどれだけ効率がいいことか。普段からそんなことを考えてしまっています(笑)。
前回のワールドカフェの経験をしたときから、漠然と感じていたことが明確になり、それが今回再認識できたという次第です。
KJ法、同じ要素グループを囲みます。 |
頭ごなしに何かを言う、思いこみで何かを言ってしまうというものは、ある意味失礼なことなのかもしれません。
みんなで何かをやろうとするとき、輪をみだすようなことをいう人がいるグループ と みんなの意見を尊重しながらも一つの目標に向かって頑張るグループ ではもちろん後者の方がお互いが気持ち良く考えることができる。
当たり前のようにわかっていることでも、それが出来ていないということが多く見られます。
意識してワークショップやグループ討議、会議などやっていく必要がありますね。
今の時代は、頭ごなしになにかを押さえつけるというやり方は、反発を喰らい悪影響を及ぼすことが大です。
リーダーシップに求められるものとしては、みんなの意見を吸収しながら、意見をまとめ、自分としての考えもしっかりと持ち合わせたような資質を持つこと。そんなことなのではないかと思います。
いろんな場面で意見を言いたくても言えない状況も数多くあります。
少しずつでも、意見を言いやすい場、反映出来る場をつくっていかなくてはなりませんね。
それが、「〇〇カフェ」というような、コーヒーを飲みながら話し合いをするような場ということでしょうか。そうですね。
頭をつかうことは、糖分も使いますね。甘いキャンディーなどで糖分を補充できるようにすることも 話し合いのおもてなし として大切ですね。
(しゃべることも喉が渇いてきますし、お茶があることもありがたい)
最後は、選抜されたチームが発表を行いました。 |
今回は、ある意味限られた時間でのウォーミングアップ形。
本格的にやろうというのであれば(問題の解決の糸口を探ることについては)時間が足りないのはいうまでもなく、あっという間に終わってしまったという感想です。
ワールドカフェのような話し合いの手法、普段の会議とは違い不愉快になることはなかったです。
人間ですから、精神的なことでも、議論の良し悪しが大きく左右されます。
みんなが不愉快になることなく、前向きになること。それが、ある意味議論を早めることに繋がるのでしょう。
(第一回目の参加後のブログ)
http://it-env-design.blogspot.jp/2012/02/blog-post_9219.html