設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2012年9月30日日曜日

住民の意見をとり入れた地域形成

まちや地域をつくっていくこと。

以前は、お上が、一部の人がやるものだという風潮もあり、意見を持っていてもなかなかいうことができない、言えないという状況がよくみられました。

しかしながら、そんな状況においても、地域住民どうしが団結し、創意工夫をもって取組んでいる動きがみることができます。

今や、大学などでまちづくり系の学問を学んできている方も増えつつあることも要因?していることでしょうから、場所によっては必然的に「民度」が高くなりつつあります。



何かをしようとするとき、
一部の人が高圧的な態度で接するが上に、プロジェクトがたちまち崩れてしまうことがあります。
せっかく、つみあげてきたものが、崩れていく、壊されていくのは残念極まりないということでもあります。


アドバイザーやファシリテーター、会をまとめる議長、計画を策定する側などに求められるものは、知識や経験も確かに必要ではありますが、頼られるための人柄。

頼りにしたいと思われるためには、地域に入り込むなどをして、仲良く、腹を割って話すことが出来るような関係性が構築できるかが(も)、鍵となります。



以前、先生と呼ばれる方々や、コンサルが主導の計画が進められてきたこともあり、自分たちの意見が全く反映させていないということがありました。
そんな状況もあり、合意形成が図られず、進展しないということが多々見受けられます。


地域が将来へわたって生活することを持続可能なようにしていくには、単発的な改変だけでなく、将来を見越した計画、すなわち、長い目で見ていくことが必要なのです。

お上から与えられたものでは、今の時代の人間では満足いきません。
それは、いいなりではこれから先の将来に不安を抱いてしまうから。自分たちで出来るものは工夫して取り組みたいという意向があるからです。
そして、自分たちでつくったということが、将来へわたって持続可能なものになるのです。


自分たちでつくっていくには、地道な勉強も必要です。
ですから、計画をつくっていく上では長い時間が本当は必要です。(と思います)

じっくりと、成熟するのを待つということです。
急激にやれば、実験や検証がされずじまいになるので上手くいかないことが考えられます。

一気に(短期間で)やるものと、長期スパンでやるものの2面性を考え、それらがどのようにつながっていくかを見据えながら地域形成の計画をしていくべきだと思います。


地域を見つめなおし、その地域に何があるのかを改めて学び、元気になっていくには何が出来るかを考えていく。

それがある意味、計画を立てる側だけでなく、そこに暮らす住民(主役となるべき方々)も一緒に学び、計画をたて、実践していくことなのです。

そんなことを最近考えています。


「意見を出したい、けど会社の休みも取れない。」
今、活発な世代は、仕事もし、家庭も養い、世の中のことも少なからず何かしら考えています。

自分も、仕事以外で参加したい講演、話し合いの場に参加したくても参加出来ないこと多々あります。多くの人に参加していただくには、土日開催、平日夜開催などの工夫も必要ですね。



(補足) 行政が悪い、住民が悪い と けん制し合っても事は進まず。
行政の出来ることと、住民のできること の特性を理解し、お互いが共存して前向きに進めることができるようにしていければ、お互い嫌な思いをしなくて済みます。
前向きに行きましょう!  
ただ、一方が怠っているのであれば、(言える関係を築いているのであれば)助言くらいはしたほうがいいかもですね。