設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2012年2月29日水曜日

沢山の経験や失敗から学ぶこと

仕事のこと、そして人生のこと

全てが順調な人はまずいないといっていいかと思います。


今、注目を浴びて花が咲いている人においても、過去の積み重ねやいろんな失敗などから学び、現在へ活かしているはず。

失敗が許されない厳しい世の中でもありますが、失敗をしないようにすることはある意味成長を妨げるといってもいいかと思います。

2012年2月28日火曜日

いろいろ動くと見えてくる

最近になって、忙しくても動かなければいけないのではないかという思いがあります。


この1年間で、世の中、日本の状況は大きく変わってしまいました。

そのような状況の中、それぞれが自分を見つめなおし、このままではいかん という気持ちになっていることもあるかと思います。


2012年2月27日月曜日

知識のメンテナンス

いろんな知識を有して、仕事に取組む姿勢はとても重要なことであり、大切なことでもあります。


ある一面をみていると、資格を取ることがゴール地点(目標)となってしまって、それ以降の知識のメンテナンスが疎かになってしまっている状況が見受けられます。

本当は、資格を取得してからが本番!

自分の持っている資格をベースに、その資格を活用し、業務等を通じて様々なことに貢献していくのが本当の技術者像であります。
仕事へ取り組む姿勢が大切でもあり、様々な制約のある中でも気持ちの入った仕事がしたいと思うこのごろです。

資格を所持し、名前だけが有名になったとしましょう。
しかし、知識、あるいは経験の中身が薄ければそれはニセモノと見られてしまい、これから資格を持とうとしている若い年代に笑われてしまうという危機感を持っております。
(自分の周りを見ていると30代、40代の技術者はこのままではいけないという危機感を抱いている人が増えてきているように思えます。先輩技術者において、中には凄い方もいるのですが、どうした先輩技術者たちよ と思うことが時々見え隠れしてしまったり...。現役で働いているのだから年齢関係なくお互い頑張りましょうよ って。)
今の若い年代においても、やる気のある人は勉強し、苦しい中でも日々努力をしてますから。
自分より下の年代は実は、もっとパワフルなのでは(期待を込めて)と感じたりしています。

2012年2月26日日曜日

自らの(を)デザイン

デザインという言葉。

「デザイン」という言葉を聞くと、それぞれいろんな感じ方を持つことかと思います。


ランドスケープデザインで言えば、
大きいものから小さいものまでトータルにみること、みれること
も このデザイン分野の要素であると思います。

それらを実践していくには、技術者自らのデザインを(も)確立させていく必要があります。
繊細なデザインをしていくには、骨太な芯のあるデザインをしていくには、自分の仕草のデザインをキレイにしないと(心で思っていることが必ずといっていいほど態度に現れてしまうので)本当の意味での、純粋な、きれいなデザインができないように思えます。

「自らのデザインがうまくできないと、きっと良いプラン、デザインは生まれてこない。」のである。


2012年2月24日金曜日

設計意図の踏襲

土木や外構の設計の仕事(設計業務委託)の大半は、発注者(役所等)へ納品し、その後は施工業者へ作業の権限が譲渡されます。
また、継続して(連続した敷地に)工事を行う際、新たな箇所の設計はあえて組まずに、前工事の図面を活用し新たな工事を行うこともあります。



園地空間の整備においては、 デザイン的にも 「おさまり」を考えた空間設計 や ものの設計 を行っていますが、実施(施工)段階において設計意図が汲み取れないと道路構造物と同じようなものを園地内に造作されてしまったり、連続性を意図したにもかかわらず、途中で切れてしまい形が変になることも見られたりします。
設計側にも、図面、仕様書等で設計意図が伝わるような工夫も必要でもあり...。


2012年2月23日木曜日

年度末を乗り越えるために

日々の業務をこなしていく上で

年度末になるにつれ、沢山の業務の工期(〆切り)が迫ってくる状況。

この時期は、時間が足りなくなり、会社で夜通し仕事をすることもしばしば。


2012年2月22日水曜日

仕事で大切なもの・こと

仕事をする上で一番大切なもの。


それは、資格でもなく、名誉でもない。(それは、おのずとついてくるもの)

とある場所では、恥ずかしながらもそれらをを持っているだけがステータスになってしまっている状況も見られています(本当は、それではいけないのだけど...)。


さて、何が必要なのだろう?


2012年2月21日火曜日

目標や希望は高く!

自分たちが学生の頃と比べると、今の学生(自分たちより一回り(12歳)下の年代)はとても大変であることは十分に承知しております。

自分たちの時代では、建築や土木、ランドスケープなどの設計事務所やハウスメーカー、ゼネコン、地方公共団体(役所等)など、はじめの就職はその道に就くことがほとんどでした。

今は、学生時代に優秀な成績をおさめ、志高く、研究活動等を積極的に行い、ある意味現在職についている技術者よりも優秀だと思われる将来の技術者において、なかなか思うような職に就く事ができない苦しい状況であります。


しかし、あきらめないで欲しい。


2012年2月19日日曜日

自分だったらこうする というものを!

最近、仕事をしていて良く思うことがあります。
(設計の仕事を例にすると...)


これは、若手だけに限らず、ベテランと呼ばれる人まで、全てにいえることなのですが、よく考えないで、何でも言うとおりにするという傾向があります。(そういう人だけではありませんけどね。)


何でも言うとおりに物事を進める...。それでいいものか?

2012年2月18日土曜日

地域を考えること

まちのことや地域のことを考えること。


さかのぼると、学生時代の卒業研究やゼミの活動、学科での課題製作に原点があるような気がします。大学のレベルとしては有名大学と比べると決して高くはないでしょうが、学ぶ環境としてはとても良かったと思います。山形という四季の変化に富んだ、あたたかい人々のふれあいのあるフィールドにていろんな経験ができました。自分を大きく成長されてくれた通過点のひとつでもあります。
そして、中学、高校、大学と山の上からまちや風景を眺めることができる環境でいろいろと考えてきたことが影響しているのかもしれません。



いろんなまちへ訪れ、まちの中をあるき、その中にある魅力スポットを見つけること、その場の雰囲気を楽しむことは、ある意味大人の教養娯楽でもあり、その地の文化に親しむことでもあります。

いろんな地域を比較してみることで、こうしたらもっといいのに、ここはどこにも負けないね ということも見えてきます。



地域のことを考える仕事においては、単純にモノをつくればいいというわけでもない。


2012年2月16日木曜日

先を見通したプランニング の大切さ

人口が減少していく世の中。

ここ百年で人口が急激に増加し、最近になって減少の傾向にある状況。


成長をしていった時代では、モノをどんどんつくる→便利にしていく という発想のもと 世の中の流れが進んでいたように思えます。

しかし、これからはモノをどんどんつくる という発想からの転換を図らないと、つくったはいいけど維持ができないという悪循環に陥ってしまいます。


既存のインフラを改良しながら(姿を変え、用途を変え...)現代のニーズに合わせて活用していくこともある意味、エコな使われかた。


投資はしたけど、投資したことによって不良債権のほうが大きいと生活すら危うくなってしまう状況も見受けられます。
投資したからには、それ以上の利益、効果が得られるとやりがいがあったというものです。


ものをつくるにしても、それをどのように活用していくのか、運用していくのか。
目的もなく ものをつくってしまってはいないだろうか。

2012年2月15日水曜日

ワークショップの形 「地域づくり交流ワールドカフェに学ぶ」

(2/15)に栃木県庁で開催された「地域づくり交流ワールドカフェ」

ワールドカフェという形式で、栃木ではあまり聞きなれない新しい形のワークショップでありました。
まちのこと、地域のこと、年代ごとの意識格差のこと、その他たくさんのことが議論され、時間が足りない、あっという間に終わってしまったというくらい充実したワークショップという感想を持ちました。
(詳細の内容については伏せておきます。その場のルールですので...) m(_ _)m


主に、今回の話題にも触れながら、自分の今までの経験を含めての感想や考え方について述べたいと思います。



他人を否定しないワークショップ


2012年2月14日火曜日

数字で追っていくもの? かたちで追っていくもの?

形のデザインは、かたちだけ考えればいいものでもなく、数字だけで根拠付けや積み上げていけばいいものでもない。

どちらかへの偏りや、考える思考が働かないとトータルバランス的に 「ぱっとしないもの、不具合なもの」 が生成されてしまいます。


地方では、公園や公共の空間の設計を 「一般土木設計で扱われる」 ことも多くあります。
本来は空間のデザイン、空間感覚が必要な業務であるのですが、数値だけで追ってしまい、しっくりこない生成物を生んでしまいがちです。

数字だけで追い込んでも、形のことが抜けてしまい
形だけで追い込んでみても、数字的なつじつまがあわなくなることもあり。


しっくりこない生成物ができてしまう(陥りやすい)こととして、ものの数量や力学的数値 と 表現したい形 がリンクしないことにあります。

ある意味、頭の中での考える思考(思考回路?)が違うことから、それらを融合させたものがなかなかできていないのが実情です。



数字的な技術を積み上げることも大切なのですが、ものの形や根本的な問題へ着目することが、空間などの設計には必要なこと。

2012年2月13日月曜日

純粋な気持ちに戻るとき

仕事をしていて、ふと思うこと。

学生の頃のように、純粋な気持ちで都市のことや空間のことを考えてみたいなと思うことがあります。

実際に働いて見ると、様々なしきたり、しがらみなどで理想はわかっていても実現させてくれないこと、多々あります。


しかし、最初からそれをあきらめていては何も時代は進展しない。
ある意味、後退していく一方。

学生のときに、様々な物事を考えた、学んだことの多さ、積み重ねが糧となって、社会人になった今でも、心のエネルギー、活動のエネルギーになっている感じがします。


2012年2月12日日曜日

忙しいときは、気持ちを整理しなければ...。

年度末に向けて、あとわずか(1ヶ月半ほど)。

なんだかんだで、こなすべきことが沢山あり気持ちの整理もできずにいるような状態です。

いつものこと(毎年同じ)ではありますが、何か大切なことを忘れそうな感じでもあり。


何が問題になっていて、何を解決せねばならないのか。
ひとつひとつ、整理していかないとだめだね。こりゃぁ。

2012年2月11日土曜日

基準どおりにはつくることはできるけど...。何か足りない。

最近、仕事をしていて何か物足りない、と思うことがしばしば。


自分が社会人になった頃~5年前くらいまでは、仕事上においても役所の方も技術的なことに長けていたり、空間のデザインをしていく上で

 「自分だったらこうする。 このような空間を実現されることが出来たら、もっと活性化するよね。」

という話が 技術者同士 や 対発注者とも 話ができた感じがします。



今では、どうか。

2012年2月8日水曜日

どんなことも、その先にあるもの を見据えよう。

今の世の中、いろんな厳しいことが多くあり、各々が目標を失いつつあります。

空間のデザイン、設計をする技術者として心得ておくべきことは?


地方の会社だからかはわかりませんが、それぞれの技術者や社員において考え方の「温度差」が大きいと感じることが多々あります。

専門性を謳っている企業や、設計事務所など、志をもって集まった設計集団であれば少なくとも良い方向なのかもしれません。 形だけ専門性を謳っているのでは意味がありません。

中央には、高い志をもった技術者が集まる、地方では、言い方大変失礼ですが落ちぶれた技術者が集まっていると見られがちなのが、とても残念に思えます。




今の時代は地方においてでも、中央と同じような知識と行動力において、逆に地方の地の利や決め細やかな対応で生き抜いていくことが必要な時代でもあります。


今までの傾向としては、