設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2012年2月27日月曜日

知識のメンテナンス

いろんな知識を有して、仕事に取組む姿勢はとても重要なことであり、大切なことでもあります。


ある一面をみていると、資格を取ることがゴール地点(目標)となってしまって、それ以降の知識のメンテナンスが疎かになってしまっている状況が見受けられます。

本当は、資格を取得してからが本番!

自分の持っている資格をベースに、その資格を活用し、業務等を通じて様々なことに貢献していくのが本当の技術者像であります。
仕事へ取り組む姿勢が大切でもあり、様々な制約のある中でも気持ちの入った仕事がしたいと思うこのごろです。

資格を所持し、名前だけが有名になったとしましょう。
しかし、知識、あるいは経験の中身が薄ければそれはニセモノと見られてしまい、これから資格を持とうとしている若い年代に笑われてしまうという危機感を持っております。
(自分の周りを見ていると30代、40代の技術者はこのままではいけないという危機感を抱いている人が増えてきているように思えます。先輩技術者において、中には凄い方もいるのですが、どうした先輩技術者たちよ と思うことが時々見え隠れしてしまったり...。現役で働いているのだから年齢関係なくお互い頑張りましょうよ って。)
今の若い年代においても、やる気のある人は勉強し、苦しい中でも日々努力をしてますから。
自分より下の年代は実は、もっとパワフルなのでは(期待を込めて)と感じたりしています。


ですから そういう意味においても、資格取得後はもっと本気になって知識の再構築、メンテナンスが必要となるわけです。
資格を取得するだけの力はある(あった)のですから、それを糧に新しい知識と融合させて整理していくことがとても大切でもあり、地味でもそういうことをコツコツとやってきた技術者は、どんなことがあっても揺るぎない知識、あるいは経験を用いて対処することが可能なのだと思います。
自分もまだまだ知らないことがあるので、業務の傍ら知識を得ることを進めていかなくてはいけないと感じております。中央との情報取得環境の差は縮まってきているものの、地方で働くことで直接対話において情報を得る機会に対してのハンディキャップはあると思っていますので...。



「昔はこうだった。」  →
においてもいいこともあるのですが、全て昔の知識が正しいと認識するだけでは、現代に活用することはできません。
現代を見据えながら、昔のいいところを活かしていくという思考にしなければなりません。
失敗を繰り返すのではなく、失敗の経験を糧に次のステージに持っていくことが必要です。

→ 「昔はこうだった。だけど、今ではこうしなくてはいけない。」
というような考えに進めていくのがこの時代には特に必要なのではないかと思います。


そのまま、よくないものを受け流す、あいまいにしておくだけでは何も解決しません。
いいものは踏襲しつつも、不具合は改良をしていくように、
次に活かしていくことをしなければ、そのまま衰退していく一方なのです。

そういう上でも、現役である限り知識のメンテナンスはとても重要です。
年齢を重ねても、尊敬される技術者は常に新しい知識をとり入れ、過去の知識との融合を図りながら貪欲に取組もうという姿勢が見えます。

恥ずかしくない技術者になること を常に頭の中の片隅に置きながら 日々励むこと
とても大切なことですよね。