ワールドカフェという形式で、栃木ではあまり聞きなれない新しい形のワークショップでありました。
まちのこと、地域のこと、年代ごとの意識格差のこと、その他たくさんのことが議論され、時間が足りない、あっという間に終わってしまったというくらい充実したワークショップという感想を持ちました。
(詳細の内容については伏せておきます。その場のルールですので...) m(_ _)m
主に、今回の話題にも触れながら、自分の今までの経験を含めての感想や考え方について述べたいと思います。
他人を否定しないワークショップ。
どんなワークショップにおいても、基本ルールのひとつなのですが、どうしてもそのことが頭から消えてしまい議論が進まないということがよくあります。会社や組織等の会議においても同じことが起こっています。
「ワークショップ=住民説明会」という感覚の方がいるのも事実であります。
昔は、お上が決めた計画に従うという形があったでしょうから、その感覚が残っているのも事実なのでしょう。
本当は
「ワークショップ≠住民説明会」
・住民説明会は、決まったことに対して、広く住民へ伝えることが大きな目的
・ワークショップは、住民の意見をくみ上げながら一緒になって考えて形をつくっていくことが目的
であり、性質が異なります。
どんなことでもそうですが、
否定はせずに、自分だったらこうした方がもっとよくなるのではというように相手の気持ちを尊重し、発言を阻害せずに建設的にものごとを決めていくこと とても大切なことです。
ものごとの考え方 マイナス思考ではなく、プラス思考でものごとを進める。
プラス思考だと、考え方の整理も実はしやすかったり、発想を膨らませることがよりできますよね。
マイナス思考が氾濫してしまうと、周りもだんだんとナーバスな環境になってしまい、誰も何も言えなくなってしまう。
また、高圧的な言い方をすれば、相手も反発して、ご破算になることもしばしばありますね。
開催側の上から目線的発言や、これは決まっているから○○しかできないというのであれば、(既製事実をつくるためだけの会となってしまい)、会は単にあらかじめ用意した答えへ誘導することになってしまいます。単なるガス抜きだけでは意味がないのです。
それぞれのいろんな立場の方々が議論をして、みんなで考え、みんなが発言して、合意を形成していくのが 本来のワークショップの姿であります。
地域づくり交流ワールドカフェ(2/15 栃木県庁にて) |
ワールドカフェ形式のワークショップ。
一度議論するグループをシャッフルし、またもとのグループにもどってくる方式。
今後の、ワークショップを開催するときにも大きな参考となる方法だと思います。
ワークショップ以外でも、会議やチームワークの場でもきっと役に立つやり方ではないでしょうか。
躊躇せずにすぐに実践していくこと。とても大切ですね。
なかなか新しいことに対し、躊躇してやることのできない会社や組織が多い中で、
問題意識を持ちながらも新しいことに着目し、実践をする組織(地域団体や会社など)があることに対して、「とてもすばらしい」と感じた一日でした。
そして、自分に対しても、新しい希望の光が見えてきたような感じがします。
自分には、いろんなものをみて、考え、アクティブに動ける環境の方が合っているなと再認識した感じです。
また、今回のワークショップの形式、とちぎでも(問題なく受け入れられて)出来るではないかと感じました。
きっと、問題意識は持っているけど、「どうしていいかわからない」、「動こうとするきっかけがうまくめぐり合っていないだけだけ」 で、個人の潜在能力は実は高いのではないかと感じた次第です。
ポイントは
否定をしない、プラス思考で考える、できないから言わないということはしない こと
このワークショップに参加させていただきまして、いい経験ができたと思います。
そして、新たなつながりができたこと、とにかく良かったです。