最近、仕事をしていて良く思うことがあります。
(設計の仕事を例にすると...)
これは、若手だけに限らず、ベテランと呼ばれる人まで、全てにいえることなのですが、よく考えないで、何でも言うとおりにするという傾向があります。(そういう人だけではありませんけどね。)
何でも言うとおりに物事を進める...。それでいいものか?
作業をする方は、聞いてただ従うだけで、(頭脳を使うことが少ないことを理由として)楽をしてしまおうという気構えが見え隠れしてしまいます。
(それでは、教える方、作業を指示する方は、いくら良い人でも疲れてしまいます。)
で、そのままでいいのか?
これから先、日本においては人口減少社会、超高齢者社会となることでもあり、様々なことに対し、自分で考えて、行動をしていくということが求められます。
どこかが守ってくれる補償も希望薄ですから、厳しい世の中で生き抜いていくためにはひとりひとりの行動がとても重要だと考えます。
× 【良くない傾向...として】
マイナスなことなので、あまり言いたくありませんが、一番残念なのが、資格保持者においてもあぐらをかいてしまっていること。
(大人であるがゆえに残念。手本にならない。トップだから楽をしていいということは無い!)
本来、資格保持者は、将来資格を保持しようという技術者に対して、模範となる行動と適切な指示などその場の雰囲気を崩さず、尊重しながらも、率先して牽引する役割をもつ技術者であるべきことです。
仕事は、信頼できる技術者であるからこそ、仕事をお願いしようと思う、頼りにしようと思うのですから...。
○ 【いい傾向...として】
年代に限らず、いろんなことに挑戦をしていきたいという精力的な方々がいること。
ある意味、浮いた存在なのかもしれませんが、同じことを思っている人同士が集まれば新たな展開を生み出すことにつながり、世の中の少しでも疲弊したところをいい方向へ持っていくことができる。
最近は、いろんなことをきっかけに 「このままではいけないよね」 という方々が精力的に動こうという傾向にあります。
これからの社会を生き抜いていくためには、問題意識をもって自分だったら、この部分に協力できる、この部分は力になれる というものを持ち合わせていればきっと、生き抜いていくことの出来る強い人間、プランニングやデザインを行う者として強い技術者となれることでしょう。
最近、大学などでもプランを描くことだけでなく、ディスカッションを通じて新しい発見を得るよう促す場面もありますね。このような取り組みも大切であり、教育としてもとても魅力的だと感じます。
五感をフルに活用すること。
目で見て、手を動かし、口でしゃべり、耳で聞き、その場の状況を肌で感じ取り、行動をすること。
(知識を身につける上でもとても有効!)
そうやって、問題意識を持つ人間を育て、世の中の役に立つことが出来る技術者が輩出されること大変良い傾向にあると思います。
最近、仕事上のやり取りの中において感じることとして、熱心な人間、アグレッシブな人が少ないような感じがします。考え方は人それぞれではありますが...。
(貢献しようとも)やっても無駄だというあきらめモードになってしまっている人...
でも、その中で何か自分の得意とするものがあれば、それを磨いていくことできっと世の中の役に立つことができるはずです。
認めてくれるところ、居場所がきっとどこかにあるはずです。
それと、努力をすることに対して、厳しさの中にも認めてあげるということも育てるという意味では大切です。 (良い芽は育てる。 何かの言葉でそのような文言を見た記憶があります。)
自分だったらこうする。
自分磨きをやってみましょうよ。 プラス思考でね。