設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2012年2月8日水曜日

どんなことも、その先にあるもの を見据えよう。

今の世の中、いろんな厳しいことが多くあり、各々が目標を失いつつあります。

空間のデザイン、設計をする技術者として心得ておくべきことは?


地方の会社だからかはわかりませんが、それぞれの技術者や社員において考え方の「温度差」が大きいと感じることが多々あります。

専門性を謳っている企業や、設計事務所など、志をもって集まった設計集団であれば少なくとも良い方向なのかもしれません。 形だけ専門性を謳っているのでは意味がありません。

中央には、高い志をもった技術者が集まる、地方では、言い方大変失礼ですが落ちぶれた技術者が集まっていると見られがちなのが、とても残念に思えます。




今の時代は地方においてでも、中央と同じような知識と行動力において、逆に地方の地の利や決め細やかな対応で生き抜いていくことが必要な時代でもあります。


今までの傾向としては、



地方に足りないものは、知識を狭い範囲で考えがちなところ。
(地の利は強いが、知識が乏しい)

中央に足りないものは、地域に根付いてきめ細やかな仕事をすること。
(逆に知識は強い)



先進の事例や学術研究などでは、中央の技術者の方は、群雄割拠でもあり常に競争が働いている感じがします。(先を見据えながら日々励んでいるといいましょうか...。)
地方では、なかなか変革に対応できない土地柄、人間性もあり逆の苦労が見受けられます。
(狭い環境で考えがちでその場限りの対応が多く、その仕事の先にあるものを見据えていくことが弱い感じがします。)

なかなか、地方では刺激が少ないせいなのか問題意識をもって取組む姿勢が薄いなぁと感じているこのごろです。
(激励のカツをいれなくてはいけない!)

ランドスケープでいえば、まちの空間のことや、自然のこと、まちづくりなどの大きいものから、造形物の細かいことまで、大きいもの、小さいものを相互に見据えながらトータルのプランニングをしていくということであります。

ただ、自己満足で形だけのこだわりでなく、その先の空間を使っていただける方のことを考えながらも、学術的な思考と現実的なものの考えをバランスよく組み込むことが必要な領域です。

学術的な思考だけでも弱いし、学術的な思考を知らずに現実的なものだけで推し進めていても弱い。

地方の技術者に求めることは、とにかくいろんなものをみて、考えていくこと
刺激を受けて、いろんな知識をもって、そして地域に貢献していくことが、地方の技術者に必要な資質です。

そして、中央>地方 という時代でありましたが 地方>中央 ということも考えとしてあってもいいのではと思います。
ある意味、人口減少時代において、新しい発想での生き残り策は地方が先進地ということもあるという話も聞きます。

どちらにしろ、状況を見て考えながら先へ先へ挑戦していくこと。
先を見据えて考え、実践していくこと。

目標を持って、行動する人ほど強いものはありませんね。