まちづくりや地域づくり
いろんなところで、繰り広げられておりますが、様々な視点や方法があり、人によっても得意とするもの、専門とするものが異なってきます。
局所的なこと、広範囲的なこと。
ソフト的なこと、ハード的なこと。
ボトムアップ的なもの、トップダウン的なもの。
様々なアプローチの仕方があります。
本来は、これらを適宜使い分けをして進めることが出来ればいいのですが...。
なかなかうまくいかないものですね。
住民の意見が反映されないというときは、ボトムアップ形式で合意形成や打ち解ける作業も必要なことでもあり、前向きに住民自らがやろうという意思は尊重すべきものであります。
行政側は、行政の枠ならではの得意とするものを行うことができます。
計画や事業を考える側においても、合意形成を得意とする人もいれば、都市計画的なことが得意な人、実施計画が得意な人様々です。
それぞれの得意とするものが、お互いに歯車を合わせて、前向きに進めることが必要となるのです。
自分は、まちづくりやその他の計画ものは、短期間で(やることも必要なときももちろんありますが)というよりも、じっくりと、その土地の成り立ちや人の気質を理解しながら進めていくべきと考えます。
じっくり住民の士気を高めたら、熱いうちに具体的な計画を実行していく。
注意しなくてはいけないこととしては、
他地域で成功しているものを、コピー&ペーストすればうまくいく こともありますが、 そうでない こともあること は想定しておくべきだと思います。
その土地のものにすり合わせしていく必要があります。
「他地域の仕組みは理解しつつも、姿・形はその土地のもので無ければならない。」
人の気質や考え方は、地域によって本当に違う。
同じようなこと(事例や取り組み)も、良いと思われるところ、悪いと思われるところ 様々です。
(計画を考える側、立てる側ではどうなのか)
例えば、計画を立てるコンサルにしても、
中央拠点のコンサル、大手コンサルであれば、専門的なことを多数扱うことができることでしょう。
地方のコンサルではどうでしょうか。
実際は、一つ、あるいは数種の専門分野において、専門的に扱える物件は少なく、調査から実施設計、計画、ワークショップまで含めてひととおり広範囲に取組むことが要求されます。
ただし、地域密着でその土地のことを理解することについては、中央拠点のコンサルよりは、その地域に住んでいる分の(地方コンサルにおいて)優位性があります。
地方では、地方でのやりかたがある。
郷に入っては郷に従え という言葉もある。
地域を理解すること、打ち解けあうことは時間がかかるものです。
人それぞれの役割分担、お互いの尊重。これが出来ればいいですね。