設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年10月16日日曜日

自分の住んでいる身近な「まち」を観察してみよう

誰もが、いろんな形で都市や集落などに住んでいます。
そこに住むということは、何かしらの要素がある...。


人々の生活活動においては、あるクラスター(ある一定のまとまったかたまり「地域」ともいいましょうか)での「経済(生産、商売活動)、交流・文化活動」などの要素があります。

そして、都市の環境面(目で見えるもの)では、道路などの交通、土木構造物、建物などの建築物、花や樹木、林、森などの自然物など様々なものから構成されています。

それぞれのまちや集落では、その土地の風土・環境に応じた生活文化が形成され、今に至っていることでしょう。


まちをみることは、いろんな視点、切り口で見ることが可能です。

・生活の場としての視点
・経済活動の場としての視点
・歴史、文化としての視点
・四季折々の自然的風景としての視点
・地域の沿道風景、文化的風景としての視点
・人と人との交流の場としての視点
・交通の利便性としての視点
・観光都市としての視点

などなど。

一見何も変哲のない小さな駅でも、観光的な要素と重なることで人々が訪れる駅ともなる。
かたち的に見えるものから、かたちでは見えないものまで...。

巨大なイチョウの木 ひとつにしても地域の風景をつくることに寄与しています。造園的手法でみれば「ランドマーク」ともいいます。

魅力的なまちとは、多くの人のこころを満たす、そこにしかない場所(ところ)なのではないでしょうか。まちあるき(散策)をしていていろんな発見のあるまちが、魅力的なまちへと現在進行形で成長しています。

「まちあるき」とは、(これに限定することではありませんが、)
いろんな地域のまちを実際にみて歩き、自分の身体で感性的にも何かを感じ取ること。

大人になるにつれ、年齢を重ねるにつれいろんなものごとが見えてくる。昔疑問のあったことなどが、相関関係としてつながってくる。
まちに埋もれている様々なものごとが興味深いものであり、観光客にとっても癒し以外の新たな発見もある。

自分たちにとってなにげないあたりまえの生活風景が、他地域の方々、観光客には新鮮にみえることもあります。




学問としてまちについて取り組むこと、地域活性化のひとつとして取り組むこと いろいろあるかと思います。
あらゆる目的からまちを歩き、その中に埋もれているもの発見することは、ひとつの「まちあるき文化」ともいえるかもしれませんね。