そこに住むということは、何かしらの要素がある...。
人々の生活活動においては、あるクラスター(ある一定のまとまったかたまり「地域」ともいいましょうか)での「経済(生産、商売活動)、交流・文化活動」などの要素があります。
そして、都市の環境面(目で見えるもの)では、道路などの交通、土木構造物、建物などの建築物、花や樹木、林、森などの自然物など様々なものから構成されています。
それぞれのまちや集落では、その土地の風土・環境に応じた生活文化が形成され、今に至っていることでしょう。
まちをみることは、いろんな視点、切り口で見ることが可能です。
・生活の場としての視点
・経済活動の場としての視点
・歴史、文化としての視点
・四季折々の自然的風景としての視点
・地域の沿道風景、文化的風景としての視点
・人と人との交流の場としての視点
・交通の利便性としての視点
・観光都市としての視点
などなど。
一見何も変哲のない小さな駅でも、観光的な要素と重なることで人々が訪れる駅ともなる。 |
巨大なイチョウの木 ひとつにしても地域の風景をつくることに寄与しています。造園的手法でみれば「ランドマーク」ともいいます。 |
魅力的なまちとは、多くの人のこころを満たす、そこにしかない場所(ところ)なのではないでしょうか。まちあるき(散策)をしていていろんな発見のあるまちが、魅力的なまちへと現在進行形で成長しています。
「まちあるき」とは、(これに限定することではありませんが、)
いろんな地域のまちを実際にみて歩き、自分の身体で感性的にも何かを感じ取ること。
大人になるにつれ、年齢を重ねるにつれいろんなものごとが見えてくる。昔疑問のあったことなどが、相関関係としてつながってくる。
まちに埋もれている様々なものごとが興味深いものであり、観光客にとっても癒し以外の新たな発見もある。
自分たちにとってなにげないあたりまえの生活風景が、他地域の方々、観光客には新鮮にみえることもあります。
学問としてまちについて取り組むこと、地域活性化のひとつとして取り組むこと いろいろあるかと思います。
あらゆる目的からまちを歩き、その中に埋もれているもの発見することは、ひとつの「まちあるき文化」ともいえるかもしれませんね。