2/16、17日と母校(東北芸術工科大学)の卒業制作展へ。
(16日は某理事会もあり、ほとんど見ることが出来ていませんが...)
もう、卒業(修了)して約13年もの月日が流れましたが、今でも自分にとって大学で学んだことの意義を感じている次第です。
建築環境デザイン学科(自分の在学中は環境デザイン学科)の作品は、15年ほど前(大学の卒業時)と比べると、表現方法のレベルアップ(当時は手書きが多くアナログ的でしたが、今ではコンピュータ技術も駆使しながら効果的に手書きを取り入れている)、作業量の多さと緻密さ、そして展示方法の変化もあり、対外的に見せる工夫がされていることが現れていると感じました。
これは、建築環境デザイン学科だけに限らず、大学全体でいえることでした。
普段の学び舎が(効果的な)ギャラリーへ変身!といった感じでしょうか。
美術科の作品も緻密なもの、大胆なものあり、デザイン系統においても洗練されたものあり、そして新しい学科(企画構想学科や文芸学科)の自分たちの時代にはなかったものをみることも出来、様々な刺激を頂いてしまったような感じです。
文化財保存科学(津波等で被災した文化財の修復) についても、技術の高さが伺えました。
パンフレットのデザイン、構成、印刷までをほとんど自前でやっているという話もあり、感心することも。
駐車場の案内も学生自身においてきちんと行っている。
自分や自分の周りの大人の方々と比べるとしっかりしているのではないかと思いました。
大学の施設も開学当時と比べれば、2倍近くになっている状況で、見るものが沢山あり飽きることがない、全てをみるには時間が足りないと感じさせる素晴らしい作品が多かったです。
これだけの作品を作るということは、非常に大変なことであり、簡単ではありません。
頭脳や技術、腕だけでなく、時間を惜しみなくつぎ込んだのだろうと読み取ることができました。
社会に出ると、品質の追求の他に、時間と予算の勝負も入ってきます。
もちろん、品質の追求や芯(志)をもって取り組むことはとても大切なこと。
(これは忘れてはならないこと。)
これらとの両立が求められます。
今でも、自分はそこのところで悩むことが正直多いです。
しかし、母校卒業生においてはこの大学で学んだことは忘れないで欲しい。大切にして欲しい。
そして、これを糧に羽ばたいてほしいと思う次第です。
とにかく、母校(の学生みんなの力)は凄いなと感じました。
そして、口頭での説明と手の入れ込みようを両立出来ていないと説得力がないなと(自分を含めた上の世代への大人?の反省として)感じてしまった次第です。
全てをみて回ることができませんでした。(反省)
それだけ数多くの作品がこの卒展にはあるということですね!
ジャンルも確実に増えていますし。
(いろいろと感じたことを書きたいですが、いい意味で書ききれません。)
OBも負けてられませんね。
学生がこれだけ頑張っているのですから。
人に何でもかんでもやらせるのではなく、自分たちの力で形にしていく力、心意気は評価するべきですね!