業種の違いによって、特性は異なりますが、仕事を推し進めていく為に必要なものとして、気持ちの部分が大きくあります。
そして、目的意識についても大きく左右されます。
ある意味、まちの計画や設計をしていく部類の特殊な仕事については、家族の理解もないと続けることも出来ません。会社などの組織の理解も必要です。
簡単に業務利益があがるわけでも無く、画一的な設計の業務と比べれば厳しいものです。
自分の場合は、休日の調査や(個人的な自己学習、大学で学んだことの延長などの)研究活動などもあり、この世界を知らない人から見れば、お金にならないことをなんでやっているのといわれることでしょう。
しかし、今すぐにお金にならなくとも、将来への活動や業務への源となることができると考え、目先の利益に固執することなく取組んでいる次第です。
企業としては利益を求めます。
しかし、利益を求めすぎて仕事の質を落せば、顧客からは信頼を失います。業務に蓄積される仕事の質の成長も止まってしまいます。
地域のまちづくりの仕事であれば、最終的には行政を通り越して住民の信頼までも失います。
信頼を失ってまで、企業利益のためだけに仕事をするべきなのでしょうか。
(組織の考え 対 顧客の考え との戦いでもあります。)
どちらかが不利益を被り、どちらかが多大な利益を得るというのはアンバランスな構図です。
どちらも(双方が)利益を得ることをしなければなりません。モチツ、モタレツの関係です。
学生時代のフィールドワークを経験している輩であれば、これらの活動についてはおおよそ理解を示してくれることかと思います。
自分の身の回りには、同級生や先輩、後輩の方々が、仕事の傍ら、地域づくりの活動やまちづくりについて、また地域の研究活動に励んでいる方が多数おります。
ですから、自分もそのような方々に刺激を受けながら、仕事以外の活動であっても精を出すことにはあまり抵抗を感じておりません。
正直、自分の仕事は儲かるものではありません。
一般的な大手企業や大きな組織で雇われている方と比べれば、容易に家を買うことでさえできないような感じです。(時間的にも、金銭的にも容易な仕事ではないのです。)
お金だけを考えていては、この仕事(この分野の仕事)は出来ないわけで...。
では、どうしてこのような仕事をしているのか。
多くの人々がやってよかったね!という笑顔が多くなればいいなということです。
本当はこのことが大切です。
口だけでなく、ゴマすりだけでなく、地道な行動と、積み重ね、内容でも示して欲しいと思う次第です。
・ 最終的には、努力している人は必ず誰かが見ております。
・ 口だけで人を動かしているだけの人は(立場関係なく)見放されます。
どちらの人生の方が、心の豊かさがあるでしょうか。充実感があるでしょうか。
考えればわかります。
お金があればそれに越したことはないでしょうが、心を失ってまで、果たすべき職能を制限して(抑えられて)まで働くことには抵抗を覚えます。
仕事に対してそんなことを思いながらやっています。
ランドスケイプ、まちづくりなどの分野で同じ思いで仕事をする(志す)方々とチームを組んでやりたいものです。
それが、仕事であったり、学術的な(それに近い)研究活動であったりと。
(ある意味、生活も成り立って、持っている職能を発揮できることが出来ればということ、それが目指すところです。)
自分の身のまわりで頑張って活動をしている、同世代の方々と意見交換する度にそう思ったりします。
多分、普通の企業で言われたとおりに働くことは、自分は無理だと思います。
自分で考えながら、創意工夫しながら進めることが認められるようなところでないとダメでしょう。
(そういうことを考えさせられる大学、学科で学ばせていただいたとも思っていますし!)
こうなったら、 新しい力 と 考え でやるしかないかな!