ここには、首都圏にないなにか心が純粋になれる魔法があるかのような温かい土地柄であります。
大学においては、周辺が緑や山で囲まれ市街地が一望できる環境にあることが、大学で学ぶ学生さんの方々には一つの大きな財産になっています。
大学敷地内から市街地を眺望できるスポットはたくさんあります。 |
環境デザインの分野においては、東京などの首都圏と比べると著名な建築や公園空間は確かに少ないかもしれませんが、山形のおおらかな大地がフィールドとなっていろんなことが学べるはずです。
四季折々の自然環境、歴史的なものが大切に守られ現代にも活用している建物、地域の文化とその土地の方々との文化的交流、などなど。
現在も大切に活用されている旧山形県庁「文翔館」 |
大江町左沢の農村風景 |
山形の市街地にできた蔵を活用した観光スポット |
東京などの都市部では、人と交流したり実際に物をみることはもちろんできます。
都市部では、クラッシュとビルドのスピードが速い分、同時に大事なものを忘れてしまう、失ってしまうこともあります。
地方に残っているもの。本来人間が築き上げて成熟させていったものでもあります。
山形などの地方都市や農村環境では、都市部にない自然のこと、風景のこと、温かい人と人とのコミュニケーションが残っているのです。
地方で学べる環境にあること、そして同時に中央のことも知識として教えて頂ける先生方もいる。
これは芸工大や山形の大きな財産。
ですから、関東に身をおく自分にとっては、原点に戻れる場所が山形であり母校の大学でもあるのです。