設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年8月3日水曜日

設計の仕事とは どういうこと?(資格や業務の考え方)

とある、設計技術者向けの講習会でのお話。

設計の仕事に関する話題があり、自分の周りの仕事環境にあてはめて考えてみました。

資格を持っていればいいか?

資格は、他人から評価される上での一種のバロメーターとなりえますが、現実問題として時代の流れについていけない有資格者よりも、仕事をきっちりこなす時代のニーズを把握した若手技術者の方が、評価されることも多くあります。
しかし、仕事だけできればいいかというと、はじめの印象も大きく左右されてしまいますので、資格をもっていることに越したことはありません。
(きっちり仕事を対応してくれるということを相手方に理解していただける、信用されるには、長年の積み重ね、対応が必要になってしまいます。自分の経験的には、資格があればもっと効果的だなと感じているこのごろです。)

一番問題なのが、資格を持っていることを自慢して、仕事をきっちりこなさない(こなせない)技術者のことであります。
資格を持ったのなら、その実力を実行して資格に恥じないようきっちりこなしていくことが一番大切です。仕事をこなせない、技術的なことを提案できないのであれば、その資格について自慢することは逆効果にもなってしまいます。気をつけなくてはいけないことの一つです。


(講習会の内容を解釈すると)
設計とは、
技術だけわかっていてもダメで、仕事をうまく進めていくための手法、段取り、人と人とのコミュニケーション能力を持つことが非常に重要なこと。

企業の儲けを第一優先的に考えてしまうと、結果的に信用を失い、指名にも入れてもらえなくなり結果業務をとるきっかけを失ってしまうので、企業の経営状態も悪化の一途をたどってしまいます。

品質を保ちつつも、会社の経営に大きく影響を及ぼすことなく、信頼を得られる仕事をこなしていくことが、結果的にも入札指名にもつながり、評判にもつながっていくので、技術者の利益をはじめ会社の利益にもなりえます。
(技術的なことだけでなく、営業的なことでも同じです。)

常日ごろ、自分の身近で(良くも悪くも)起きていること考ると、日々疑問に思っていることが、全く当てはまってしまう状況で、考え方は間違っていないものだなと感じた次第です。

後は、可能な限りレスポンスを良くすること。(ワンデーレスポンス)
ワンデーレスポンスも内容のある、的を得たレスポンスの方が望ましいです。
内容の薄い勢いだけの同じ繰り返しのレスポンスはかえって相手を失墜させてしまいますので注意です。

PCに翻弄(あたふた)されることなく、いい意味でPCも駆使することでスピード勝負に立ち向かえるようにし、かつ知識の引き出しを多くすることが、打ち合わせ時にも話題が途切れることなく、別の視点から話すこともできるようになるのでより説得性が増します。

自分も、まだまだ。
今の現状に満足してしまっては技術者としても成長は止まってしまいます。業務をこなす傍ら、探究心を持ち続けることが信頼される技術者になるための方法のひとつです。

普段より業務をこなしていれば、いずれ自分なりの答えがきっと出てくるはずです。人に言われてからやるのではなく、自分で考えながら進んでこなしていくことが重要ですね。