かかわっている建設プロジェクトも中央と比べると限られ、実体験することも出来ないので、頭だけで考えても身に付きにくくなかなか実感がわかないのというのが実情です。
中央大手企業と地方中小企業では、資格取得のしやすさの面では雲泥の差が生じてしまいます。
大手に勤める技術者とは別の意味での苦労が絶えません。
資格制度についての不公平感、その他の不公平感など、末端ではいろんなしわ寄せが来るので正直苦しい状況も多々あります。
「地方の格差はつきものであるが...打開はできないものか」
苦しいところで努力している人の方が、人間的にはすばらしいのですが、教育システムが整っている大手の方が資格が取りやすい。社会の理不尽さが残念でならないです。
本当は資格を持っていることよりも、その人の仕事に対する姿勢(人間性)が問われます。
資格と実益のミスマッチというところでしょうか。
中には資格を持っていることを盾に、あごで人を梃子のように扱う技術者(なにもしない技術者)もいます。が、いずれ信用を失い、反感も喰らい、人も離れていってしまうのが事実です。
ですから資格があっても、技術力もしかり人間的にも良くないと、いろんな意味で仕事は出来ないんです。
実際に、コントロールしているだけの人よりも、詳細に積み上げて仕事をしている現場の声の方が現実的で説得力もあるんです。
自分は一緒に仕事をともにするのであれば、資格を自慢する人よりも仕事の内容で苦労話などを自慢する人の方が、技術魂、玄人魂があって内容も充実、高い質のものがつくりあげられる(パフォーマンスが高いものを提供可能である)ので苦労人の方が好きですね。