設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年8月21日日曜日

地方中小企業 と 中央大手企業 の資格格差より思うこと

建設系の仕事(都市などの計画もの、建築、土木、造園の設計、施工)においては、地方中小企業では資格を取得するための教育は、中央の大手企業と比べると皆無に近い状況であります。地方中小企業に勤める技術者は、独学などにより資格試験の勉強を学んでいるのでどうしても中央には勉強の要領も含めて敵(かな)わない状況です。
かかわっている建設プロジェクトも中央と比べると限られ、実体験することも出来ないので、頭だけで考えても身に付きにくくなかなか実感がわかないのというのが実情です。

中央大手企業と地方中小企業では、資格取得のしやすさの面では雲泥の差が生じてしまいます。
大手に勤める技術者とは別の意味での苦労が絶えません。

資格制度についての不公平感、その他の不公平感など、末端ではいろんなしわ寄せが来るので正直苦しい状況も多々あります。

「地方の格差はつきものであるが...打開はできないものか」

苦しいところで努力している人の方が、人間的にはすばらしいのですが、教育システムが整っている大手の方が資格が取りやすい。社会の理不尽さが残念でならないです。

本当は資格を持っていることよりも、その人の仕事に対する姿勢(人間性)が問われます。
資格と実益のミスマッチというところでしょうか。

中には資格を持っていることを盾に、あごで人を梃子のように扱う技術者(なにもしない技術者)もいます。が、いずれ信用を失い、反感も喰らい、人も離れていってしまうのが事実です。

ですから資格があっても、技術力もしかり人間的にも良くないと、いろんな意味で仕事は出来ないんです。
実際に、コントロールしているだけの人よりも、詳細に積み上げて仕事をしている現場の声の方が現実的で説得力もあるんです。

自分は一緒に仕事をともにするのであれば、資格を自慢する人よりも仕事の内容で苦労話などを自慢する人の方が、技術魂、玄人魂があって内容も充実、高い質のものがつくりあげられる(パフォーマンスが高いものを提供可能である)ので苦労人の方が好きですね。