設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年8月30日火曜日

デザイン ということば と ランドスケープアーキテクト

日ごろから使われている「デザイン」という言葉。

デザイン = アート、創作、芸術 とおっしゃる方もいますが、ちょっと違うこともいえます。


デザインという言葉は、「方向性を指し示す」という意味合いがあり、必ずしも個々の形のことだけを示すものではありません。


都市の計画、地域の計画、公園などの園地空間の計画などについては、機能とかたちをどう組み合わせて環境を形成していくかというところのことをデザインといいます。


都市計画 を デザインで言い換えれば 「都市デザイン」 etc
地域計画、農山村計画 を デザインで言い換えれば 「地域デザイン・農山村デザイン」 etc
園地計画 を デザインで言い換えれば 「空間デザイン」 etc


上記をひっくるめたデザインは、日本ではきちんとした形で確立はされていませんが、欧米では「ランドスケープ・デザイン」と言って、それぞれの建築・土木・都市計画の分野の調整役、束ねる役として、 ランドスケープアーキテクト の地位が確立されているようです。
日本だと、公園や外構空間の限られた敷地の計画をする技術者、造園の技術者と認識されがちですが...それも含まれているけど、ちょっとニュアンスが違う。


都市やまちを形成する上では、土木的なこと、建築的なこと、都市計画的なことの建設系の他に、地域文化のこと、自然のこと、生活のこと、経済活動のことなどが、複雑に絡み合って形成されています。

デザインとは、ものの形のことだけでなく、機能やいろんな分野のことをひっくるめてプランニングする意味も含まれています。