紅葉の時期に合わせて、この3日~5日まで期間限定において、世界遺産「二社一寺」のライトアップが行われました。
そして、期間限定のライトアップと、紅葉のシーズンとも重なって、多くの観光客が訪れていました。
まちづくりの一環として考えた場合、活気のある夜の空間 というものも街の魅力のひとつになります。
温泉街などでは、夜の風情というものも非常に重要視されています。
日中の観光と夜の宿泊において、「観光客にとって思い出になる空間」を創ることが出来るか、そうでないかで 「その街が人気の在るまちになりうるか、そうでなくなるか」 になってくることだと思います。
【ここで、めったに見ることのできない 「夜の世界遺産 二社一寺」 を写真でご紹介いたします。】
まずはじめに、大谷川に架かる橋が神橋です。
まず、最初に見えるのが「神橋」(しんきょう)です。 |
神橋を渡ると、世界遺産の入口の参道が見えてきます。
二社一寺の入口にモニュメントがあります。 |
参道を上がると、まもなく日光山輪王寺がお目見えいたします。
日光山輪王寺境内にある、「逍遥園」(しょうようえん) 池にも、もみじが映る。(ミラー効果) |
モミジの色がとても映えています |
輪王寺のライトアップ。(三仏堂は現在修復中です) |
そして、山内地区の表参道を上がっていくと、日光東照宮があります。
日光東照宮の五重塔 |
東照宮の表門 |
日光東照宮から北西側へ行くと、輪王寺大猷院と二荒山神社があります。
輪王寺大猷院 (たいゆういん) |
二荒山神社の鳥居、参道 |
二荒山神社 |
夜の世界遺産(ライトアップ)は、期間限定で通常は見られませんが、大変貴重な光景でありました。
日中と夜における、非日常の空間。
普段味わえない空間に浸ることができる場面は、観光要素の一つとしてとても重要であると考えます。
どの街でもそうだと思いますが、歴史的要素というものは観光の一つとなりえますが、その歴史的資源を活用し光をあてる事(注目できること)が、その街が活気づけるために必要なことでもあります。
(歴史を残す、再現するだけでなく、観光要素として活用すること(仕組み)を考えられるかどうかというところでしょうか。)
【年代別による、 「歴史空間」 に対する考え方の違い】
1. 若者や小さいお子様のいる家族は
→ 歴史を感じることもいいけど、その中で楽しむことまでを求めている。
2. 年をとった大人は
→ 知識、教養が積み重なっている(年の功ともいいましょうか)ので歴史そのものを楽しむ。
ここでのギャップは、同じ歴史という観点でみても、年代によって考え方に相違があることです。
(自分の仕事に置き換えた時に、同じ仕事をしていても、年代によってつぼや重要視するところが異なること と似ているのかも...。(汗) )
ある意味、これからの歴史を活かしたまちづくりのヒント ともなるような気がします。
【現在、日光は様々な秋のイベントを展開中です。】
いろんなスポットを巡り、食べたり、人々とふれあったりなど様々なスポットごとの催しがあるので楽しみです。巡った先でスタンプを集めるのも面白いですね。子供たちにも人気です。
また、11/18~21にかけては、 「2011日光そばまつり」 も開催されます。
秋の日光は、様々なイベントで盛り上がっています。
東京からも、電車(JR、東武鉄道)でアクセスしやすいところです。
多くの方々に、とちぎの秋を楽しんでいただければ、栃木県も元気になると思います。