設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2010年10月19日火曜日

日光道の風景




栃木県の高規格道路の一つに日光道(日光宇都宮道路といいました)があります。



当時は土木的にも、風景的にも他の道路と違い、工夫が施されました。土木的には、山並みに沿って緩やかなカーブを描いている事や、周囲から道路を見たときに、あまり周辺の景観を阻害しないよう、景色に溶け込むような工夫がされました。

ドライバーからの視線からは山並みや男体山がいろんな角度で見えるよう工夫し、運転が飽きないよう、同乗者に対しては他の道路と比べ景色が楽しめるようにしたことなどがあげられます。

では、造園的な工夫としてはどうか?

植栽の配列(植え方)も人工的に植えていても自然に見えるように工夫していることを、当時の様子を知る方よりお聞きしました。
整備されたのが、昭和50年代ごろということで今と時代背景も違い、設計や施工に気合が入っている、心が入っている感じがします。

宇都宮に近い位置には、日光街道と同じように春は桜並木の花が満開となり春の景観を演出しております。(宇都宮付近は盛土構造で桜堤のような風景)
日光に近い位置には周辺の雑木と同じ樹種を植えています。(山間を抜けるような感じで切土、橋梁構造が主となり、道路と山の斜面が連なっている風景)

東北道などと違うことは、植栽が道路際まで迫っていることや、枝葉が道路の上まで伸びており緑のトンネルまではいかないにしても囲まれた感があり、緑に包まれている印象を受けます。
NEXCO管内の道路では、枝葉が道路上にあることはまず無いです。同じような高規格な道路でも性質の違いが見えますね。

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