設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年2月14日月曜日

屋外空間の設計について 地方だと...

公園などの屋外空間の設計。

建築の方に華がありますが、屋外空間の設計に華が無いかといえばそうではありません。
少なくとも、何かしらのもの があることでしょう。

有名建築家の建築設計と比べますと、斬新的なデザインを入れ込むことはなかなかできないのも事実ではありますが、制約のある中でも「こういう空間を創ったら、もっと人が憩うことが出来る」「こんな空間があったら、みんなが活用できる」というようなことを思い描きながらするのが、公園設計、外構設計における醍醐味であります。


屋外空間の設計について地方都市では、ランドスケープデザインというよりは、まだまだ土木的な感覚で公園や外構空間が設計されている、されてしまっているのも実情です。 技術的にも先進地域と言われる東京、神奈川と比べますと栃木はもの足りない部分がでてしまうのもあります。
(栃木もランドスケープ分野の思考をもう少し底上げをしなくてはいけません。)

公共の小規模な公園では、ほとんど自由度がない場合が多いですが、その中でも地域性を入れ込んだ公園を造ることは可能でありまして、「いい公園ができましたね。いいものが出来ましたよ。」 と感謝されたときは 苦労の甲斐があったと心が救われます。


屋外空間の設計は、トータルなプランニングでもあります。建築的な感覚、土木的な感覚、設備的な知識、土木的な知識など広く身につけていないと出来ない特殊な設計分野であります。
(工学的な感覚や頭脳だけでなく、空間の大きさなど感じ取ることが出来る感性も必要でありバランスを要求されるのです。)


経済的にも厳しい世の中ではありますが、その中でもランドスケープデザインを志している学生、若者も多くいるのも事実であります。そして、志や能力がある若者が専門の職にも就くことができない、厳しい世の中でもあります。

地方都市で特定の分野に特化した(専門的な)設計をやり続けることは、都市部と違って違った意味で苦労がありますが、専門分野を志している若者が幻滅しないよう、現在設計業界で現役で働いているものとしては恥じないように日々努力をしていかなくては... いけませんね...。

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