設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年2月17日木曜日

忘れられてしまったもの ~設計のしごとにおいて~

日々、外構空間の設計に携わる者として、気がかりなこと...。

時代は進むにつれ、いろんな技術が革新してきたのと同時に、物事を動かすスピードも飛躍して参りました。そして、設計の仕事においても効率化を図ることも出来るようになってきました。

設計の仕事の効率化については、無駄を省くという点では非常にいい点であろうかと思います。
そして、時代の流れに置いていかれないよう、現役で働く者としては日々切磋琢磨していくことが必要であります。

問題は、設計の中身や考え方、プロセスなどなかなか目に見えない事象のことです。
建築や街並み空間の形成、公園や外構空間の形成においては、そのもの(ハード上)に人々が使うという(ソフト的な)事象がございます。そして、その空間の中にはいろいろな生活のドラマも展開されていきます。

最近は、効率化を謳う余りにそのような考えにまで、コピペの余波が浸透してしまっている気がします。
外構空間のデザインは、その場にあった文化や場所性を重んじて、そこに何がフィットするか、何を創生していくかを考えながら、ハード的な構造のことなども視野において組み立てていくことであります。


大学等で、専門に学んでいる方々、学んできた方々は感覚として持っていらっしゃる方々も多いかと思いますが、世の中、そのような感覚を自然と持ち合わせている方は稀であります。

「機能的に瞬時に考えるべき、こなすこと」 と 「じっくり思考錯誤しながら考えるべき、こなすこと」 を区別しながら意識して設計を進めていくことが必要なのではないでしょうか。

外構設計に携わるものとしては、最低限これらの考えを持ち合わせていたいものです。
忘れてしまったものは何か? 考えましょう 。

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