設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年2月25日金曜日

少ない予算への挑戦 ⇒ 機能美 ・ 設計の綺麗さへの挑戦

最近は、予算削減などでインフラへ費やす費用も年々削減されている状況が続いています。

一昔前は、高級な素材を使用して空間的な質感を良く見せることが出来る設計や施工が数多くありました。
現代においては、なかなかそのようなビックプロジェクトにかかわることが出来るのは、ほんの一握りしかいません。他は、予算の少ない小規模なものになってしまいます。

設計においては、ある構造や施設、空間において単純にデコレーション(化粧)をすればいいかというと一概にはそうとは言えないところがあります。その考えにフットするものも全く無いわけではないのですが...。(状況によってかわってきます。)


少ない予算のなかでいかに効果的なものを創れるか、造れるか。

デコレーションを省いたとしても、「その骨格がスリムで美しい」 というのが本当の設計の綺麗さであり、設計者の腕の見せどころなのであります。
あれも、これも盛り込みたい...。気持ちはわかります。
なんとなく、こんな感じ。最初はそれでもいいでしょう。それから先に、今度は何を求めるのかを整理することが必要なことであります。人間の身体でいえばダイエット感覚といった具合でしょう。

予算が少ない中でも、デコレーションの品質は落としたとしても、空間の利用価値を限りなく下降することを抑えることができれば、そのものとしての価値はバブル時代のときとさほどかわらないかと思います。

モノは少なく単純でも、機能は果たす。土木、建築、造園など、どの分野においても共通する事項であります。橋梁においても、最近は単純だけど綺麗なものがつくられています。

「かたちが綺麗でスッキリした設計し、中身は充実したものを造っていく」というのもこれからの課題のひとつであることでしょう。
いろんな考えや方法があると思いますので、設計に携わる方々、いろいろと試行錯誤しながら自ら考えて見てください。自分で考えることをすれば、おのずと答えに近づけるのでは...。
究極のところは、自分の持っている感性や頭脳との勝負というところです。

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