設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年12月14日水曜日

教えない、教えられないというのは、負けということ

夢や希望をもって業務やプロジェクトに参画する技術者にとって、お互いの知識や考え方を提供、教えあうことは、双方の技術力向上に必要なことであります。

設計などの技術的分野においては、企業の利益を最優先にする考えはあまりふさわしくありません。手抜きの構図につながりかねない。また、仕事の信用も失うことにもなる。
技術的に勝るものがあって、結果的に利益が付いてくるのであればまだしも...。


とある まわりの状況を見ていると、きちんと実践している方もいれば、優先順位がちょっと違うんじゃない?というところもあるな とも感じたり。


【技術者として、自分の保身に固執するのでなく、頑張る方へサポートをする献身的気構えが必要】

世の中、苦しい状況に置かれている状況で頑張っている人に対して、サポートをすることは必要なことです。
そして、自らも人に教えることが出来るくらいに勉強し、考え、理論や信念を持つことは、技術者の資質として持ち合わせていなければいけないものであります。

抜かされるから、若いものへ技術を教えないということがよく見られます。
教えないことで、自分が優位に立とうという意識は、ある意味負けを認めたようなもの。
そして、ある意味ジリ貧で後がなくなります。新たな発掘と、教えられるくらいの蓄積をしなくてはいけないと思います。
時代は常に進んでいるもの。世の中の動きの把握と知識の研鑽は現役で働き、対価を得ているのなら続けていかなくてはならないことです。

お互いが頑張ることが出来れば、教える側 も 教わる側 も常に向上していることにつながります。

立場の強いものが、自分の立場の保身のために、弱い立場の人をいじめ、自分が優位に立とうとするのは、技術者としても人としても最低なことといっても良いと思います。
人の努力を踏み台にして、自分だけあがろうなんてひどいです。
いいすぎかもしれませんが、有資格者であるのもかかわらず、何もしない、目下の人に作業だけやらせて自分の利益(横取り)にしてしまうのはもっと最低です。

世の中、きれいごとでは済まされないこともあるのでしょうが、本当にそれでいいのでしょうか?



【人に教えられるくらいの力を持ち、信念を持ち、苦労を経験した人ほど強い】

人に教えることが出来るくらいのものを持ち、人に教えることで自分も成長すると思わなくては、技術者個人の成長は見込めないことだと思います。

会社等組織の考えのみに染まってしまっては、思考も視野も狭くなってしまいます。
組織の中にいても、多角的に見れることが必要。そう考えられる技術者がもっと地方には必要です。
自分で切り開いてやっていこうとする技術者ほど、無用な圧力と閉鎖的環境に違和感が大有りとなってしまいます。

設計をする技術者は企業戦士である以前に、世の中に貢献する使命もあるのです。
発注者と受注者の関係だけでなく、最終的に一般大衆を相手にするのですから。
食べていくのは正直大変ですが、それを忘れてしまってはその仕事をする資格としてどうなのだろうか...?
志をもってこれから取組もうとする若手に、一生懸命こなしてくれている技術者に大変失礼なことでないでしょうか。

今は、広く物事を見ていくことは必要な時代。いろんな考えをもって仕事をしなくてはなりません。


視野を広く見ることは、結果的に技術者個人の資質向上、そして所属する組織への益を与えることにつながります。
これらの考えを理解してくれる か そうでないかで、会社や組織、従事する技術者の資質、器(うつわ)の大きさが伺えます。

常にいろんなことを、自分の知りもしないことを教えてくれる技術者は尊敬に値します。
みんなが知らないところでの努力がないと、出来ないことです。
実践している人はすばらしいなとただただ尊敬してしまいます。ある意味神業かも。


いろんな物事をみて観察すること。
教えられるくらいの知識と教養と技術を持つこと。

自分より若い人が、第一線で人に教え、世の中の役に立つことをしていることは、すごいなと感心いたします。

苦労して頑張っている人が報われないとね。

志を共にするもの同士で切り開いていきたいと思うこのごろ。
自分はまだまだ。自分への戒めとしても、これらの考えを大切にし、精進しなければいけないと思います。