世の中のあらゆる業務やイベント、設計の業務でも共通していえること。
それは、実際にその仕事などに携わることによって、本質は何であるか見極めることができるか にあります。
やってはいけないこととして、部下や下請けに仕事の全てをやってもらい、下積みの経験がないコントロールする側が、業務をひっちゃかめっちゃか(かきまわす)にすること。
実際に実践してきていれば、
その業務の1パートに 「どのくらいの考える時間が必要で、技術的にはどのような方法で解決ができて、つくり上げる、組み立てていくにはどのくらいの時間がかかるか」 が読め、コントロールする側にたったときにも、業務をまとめる力が自然と備わってきます。
業務の本質を知らずに、仕切ることだけを考えると目的から逸脱されがち。
そして、時代がどんどん進む中で、業務の形態も変化しているのですから、過去の経験は活かせるにせよ、時代に追従でき、対応できること、能力が必要となってきます。
過去の経験だけで、同じことを押し切ってしまうのでは 身内のことだとしても周りに対してあまりにも強引な印象を受けます。
大切なのは、過去の経験を活かし時代の求めているものに対応させることです。
常に、実践をする側に立っていれば、実践をする側の動きを察知していれば、業務が変な方向に動くことは防げるはず。
変な方向(ボタンの掛け違いなど)に動くことによって、周りの協力してくれたみんなが積み上げてきた信頼を一瞬のうちに消し去ってしまうことは、非常に残念な結果となることにつながってしまいます。
実践をコツコツと積んできていれば、
自分の経験としてもレベルが向上し、あらゆる問題点や壁にあたった時でも自ら解決できる能力が備わってきます。
(自分にも言い聞かせていますが...)
なんでも、他人任せでは残念ながら何も自分のところに(実力が)残りません。
割り振りを行うだけでは、単なる仕切りにすぎません。ある意味考えないで仕切るのは誰でも(素人でも)できる。
仕切るにも多角的に物事を見ながら状況を判断していかなければなりません。
上に立とうとする者は、あらゆる業務について精通し、協力してくださる技術者等を円滑にまとめる技量が必要です。質問に対しても、自分の意見だけを押し通すだけでなく、聞き入れることも大切。
これからの技術者、若者を育てていくこと(育てていく使命)も同時に必要なことで、後世の世代を育てないと持続可能な状況をつくることから逃避し、最終的に自分の首も絞めてしまい ジリ貧となってしまいます。
よく、考えながら仕事を受け入れること。
じっくり考えることと、スピーディーに動けることを状況に応じて、状況を察知して判断できること。
仕事をする上でも、相手方へのストレスを与え過ぎは禁物です。業務がかえって円滑に動かなくなってしまいます。
自分の周りを見ていると、かき回されてかわいそうな状況になっている技術者や協力者がいるので、なるべく協力してくれる方々のペースや考え方を理解しながらも、対応させていくことが必要なのかもしれませんね。
(意外と気づいていないことでもあり、あたりまえのように思われることが出来ていないことが多いです。)
あたりまえのことですが、自分だけがいい思いをして、みんなが不幸せな思いをすること はよろしくないですね。言葉づかいや態度にも気付かないうちに表れてしまいます。
(どこか、ポーンと抜けてしまいがちなので気をつけよう。)
【経験談として】
壁にあたることは少なからずありますが、実践を積んでいれば、自然とそのようなことが起こらない方向へ動かすこと、判断することも出来、円滑に動かすことができますね。
そしてある意味、共感できる人たちを引き付けることにもつながります。それが信頼へとつながっていくのです。
実践したことは自分はもちろん、みんなの財産となりえます。
コツコツと下積みを経験する。もちろん先を見据えながら。
生き残っていくためにもね。