プレゼンテーションの能力 と その場の雰囲気を察知する能力 を持ち合わせていたいものです。
(大学の設計課題においてもプレゼンを行う場面は必ずありましたね。)
【一方的に相手のペースを考えずに、どんどん話を先に進めてしまったり、突然暴言的はことばをいってしまったりという状況について】
会社内部での事に関しても、部下や上司に確認をしないで思いこみで勝手に決めてしまい、周囲の技術者に迷惑をかけていることもよく見られることであります。
お互いの意思疎通と、技術力の共有化が図られていないと、組織としてはアンバランスな状況となってしまいます。
些細なことで一部が喧嘩をしてしまうと、周りにいる同じ組織の技術者がしらけてしまうこともあり。
大切なことや業務の節目には、上司、部下の立場に関係なく必ず事前に状況を報告、確認していくことが意識のずれを解決することに繋がっていきます。
【実際に図面作成や資料作成の経験した技術者でないと、時間ペースの判断ができない】
打ち合わせは、発注者様と設計を行う受注者とで行うものであり、設計を行う受注者で打ち合わせに臨む技術者はある意味会社のみんなのことを背負って、技術者個人だけでなく、代表としても打ち合わせに臨んでいることを忘れなことが重要です。
実際に作業を経験した技術者であれば、
受注側の作業を行うみんなのペースや発注者側のタイムテーブルをきちんと把握し、お互いが余計な不利益を被らないように調整できる能力を持ち合わせているはずです。
地方のコンサル技術者でよろしくない場面は、打ち合わせ時に相手の要求をそのまま作業をするものに横流しし、実際に作業をする技術者がもう一度相手側(発注者様側)に確認をしなくてはいけない始末。横流しでの状況なら、その技術者のいる価値はとても薄いです。直接やりとり出来た方が時間のロスも意識のずれも少ない。
もうひとつ見られることとして、中間クッション的役割の技術者が、双方に都合のいいように異なる返事をして結果的にひっかきまわすこと(ひっかきまわされること)は、いろんな意味で不利益が多くなってしまいます。
限られた時間の中で、みんな一生懸命に苦労して作業を行っているのですから...。
何度も同じことを繰り返してしまうと、一緒に仕事をしている双方がしらけてしまうこともあるのです。
「技術者としての美学、哲学はどうなのか?」
いろんな仕事をとりまとめる技術者は、仕切り上手である以前に、その内容と時間配分を瞬時に判断できる能力、円滑に業務が動くことが出来るようにする気遣い、配慮が必要です。
強引に進めるだけでは、真の技術者とは言えない。上から目線で、強引に進めた結果、周りのフォローがあって問題なく業務が終わったとしても、いろんな意味での副作用は後に残るものです。その場だけ良ければいいという問題ではない。
これに気付けるかどうかで、業務が円滑に進めることができる技術者 なのか、そうでない技術者もどきの人なのか が判断出来ることかと思います。
(ある意味、普段の生活にも直結することかも...)
自分はどうなのか?
気をつけているつもりでも、まだ、完全ではありませんね。頭だけで複雑に考えてしまい実行への場に移すことに対し時間のロスがあることも。
自然体で瞬時にできるようになりたいものです。