設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年12月25日日曜日

屋外空間の散策 ~宇都宮 釜川周辺を中心に~

もう少しで今年も終わってしまう状況。

しかし、やらなければいけない仕事は山積み。
今日も、少しでも仕事を進めるため、会社へいくのですが...。

ただ何もしないで出勤するのは、せっかくの休日なのにもったいない。
そうだ、街中を散策しながら会社に行ったほうが少しでも気がまぎれると思い、仕事前に自宅~会社までプチ街中散策を実行いたしました。

自宅近くの国道の街路樹。
ユリノキが無残な姿に。
強剪定により、樹形がさらに崩れてしまっている。実際のユリノキは円錐形の大きな樹木なので、狭い街路樹としては不向きなのだろうと感じたりも。もう少し、ゆったりとした場所が大きくなるユリノキのためにもいいかもしれませんね。

電線に引っ掛からないように剪定をしているのだが、ちょっとかわいそうな。

しばらくして、宇都宮大学あたり。
ここは、大学構内に西洋式の庭園があります。たしか一般開放もしていたような。
 
宇都宮大学 峰キャンパス

市内を流れる田川
宇都宮の駅の目の前を流れる川でもあります。都市中心に川が流れている風景はいいですね。

田川に架かる いちょう通りの洗橋

宇都宮市内を流れる田川

余談として、駅前を流れる川のある都市として、盛岡も有名ですよね。(駅前なのにサケの戻ってくる川としても。子供の頃は住んでいた波崎(茨城)や小見川(千葉)から祖父母や親戚のいる盛岡へ行くのが楽しみでした。駅前の開運橋からの眺めがいいな(北上川と岩手山への眺望がいい)という思い出もあります。しばらく行っていない盛岡のまちもゆっくり歩きたいこのごろ。)


しばらくして上河原通り
宇都宮は、実は自転車道整備延長が全国のトップクラスだとか。
ブルーの自転車通行帯があります。

上河原通りの自転車道


そして、今日の最大の目的 「釜川」 に


この川は、土木的にみれば、2層構造の川(上部:親水的利用、下部:治水的利用)であり、造園的に見れば、有名な先生(伊藤邦衛先生)も手がけた作品でもある河川、プロムナード空間です。

歩行者プロムナード空間
釜川沿いのちょっとした広場

新宿の歌舞伎町横にある新宿遊歩道公園(歩行車道)も雰囲気が似ているような...。

親水空間の下に埋め込まれている水路は洪水時に大量の水が流れるような仕組みとなっています。
造園的な和風の空間があったり。
用水路を造園的な演出で、魅せる空間にしていたり。

過去(4月下旬)に、新宿遊歩道公園は日中に先輩と一緒に歩いてきました。ちょうど、造園学会の震災後のシンポジウムがあったころ。




釜川の改修した時代(当時)は、宇都宮でも思い切った環境整備をしていたように思います。
ある意味、都市の魅力を創出し、現代まで引き継がれていますね。

釜川沿いの歩行者空間は魅せられるものがたくさん。

このようなまちの魅力を生み出す空間の創出を、必要としているところで行えないものかと思います。
ひとつの歩くまちの魅力を演出。

ランドスケープ分野の空間手法をもっとまちの中にとり入れて賑わいや安らぎのある空間づくりをしていければ、その土地の魅力度はきっとUPすることでしょう。