設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年4月10日日曜日

同じ仕事でも 目的や視点の違いによって大きく質が異なってきます。

日常の仕事の中でも、図面作成、数量計算作成、工事費算出、協議資料作成など膨大な量をこなさなくてはなりません。

ですが、目的は何かを考えて仕事をするのと、考えないで仕事をするのでは、同じ仕事でも成果品の質が異なってきます。

設計においては、
設計の成果品をつくることが目的なのか、最終的に構造物をつくるのが目的なのか、人々に利用しやすいものをつくるのが目的なのか、社会的に貢献するものをつくるのが目的なのか、風景をつくるのが目的なのか によってだいぶ変わってくることでしょう。


橋梁の設計においても、最近は女性の技術者が増えています。
今までは、男性的な視点で構造がもつかどうかという視点でつくられていましたが、今の時代はそれを超えて、その橋をつくることでその土地の風景をつくる、人々の活動のチャンスを広げるといった視点に変わってきています。

土木の設計においては、
構造令に則り、設計を行うことが一般的ですが、そこに目的の構造物を造る事によってどのような効果が得られるか、便利になるかを考えることができれば、より効果のあるものを提案できることかと思います。目的は構造をつくることではなく、造る事によって利便性や安全性が向上するという考え方にしたほうが、設計の魅力が向上することでしょう。

建築の設計においては、
これも、基準法に則り設計を行うこと、ルールに則り設計を行うことが一般的ですが、人々が集まる建築構造物には、斬新なデザインと居心地の良い空間づくりが行われています。

公園の設計においては、
遊具の設置に関しては、安全領域や安全設置基準に則り設計を行いますが、子供たちが面白く、冒険をしながら、心身の成長を促すことが目的とされます。
単純に遊具をおけばいいかというとそうではなく、その中でも遊び方のおもしろい仕組みづくりが必要になっています。

設計の目的は、必要な成果品を取り揃えることの他に、ものをつくることによって環境を改善していくことが大きな目的であります。
そして、その目的を果たす為に、必要な書類や図面、計算書を作成するという考え方であれば、必要なものを無駄なく取り揃えること、準備できることになります。

作業の目的の先にある、本当の目的を見つめてみましょう。

設計だけでなく、生活の場面においても 「目的は○○で、必要な手段は□□」ということは変わりないのですから。

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