仕事をする上で、資格はなくてはならないものになっています。
ランドスケープの世界では、技術士はもちろんのこと、RLAやRCCM、土木・造園施工管理技士、建築士などの資格があります。
地方へ行けば行くほど、資格=仕事ができる と思われがちでありますが、実際は、資格を盾に下請け会社、部下などに作業を任せ、自分の手柄にしてしまうといった社会的にも、人間的にもあまりよろしくないこともあります。
結果として、きちっとした仕事、きちっとした内容をする技術者や会社よりも、資格者はいるが、実は仕事はあまり 出来ない技術者や会社が上のランクにいることも。世の中の不条理であります。
(最終的に、表面だけ磨いたとても中身が伴わなく、相手方をがっかりさせてしまう現象が起きています。)
【人々の記憶に残るもの、記憶に残る技術者は】
それは、技術者個人が資格を持っているだけでなく、人々が活用できる空間やものをつくりあげることであり、表面よりも中身がきちっとした方が、いろんな面で人からも感謝もされ、長く記憶に残ります。
あくまでも資格は、その人の技量を測るためのひとつの指標にしか過ぎません。
資格を誇れるのは、きちっとした仕事をこなしてこそ、はじめて誇れるものであります。
人々の記憶に残る人物は、資格うんぬんよりも、「何をしてきたか、人々の心に残るモノをつくってきたか」 であります。
資格を取得したことを誇ったり、目的とするのではなく、その先のやった仕事に対して誇れることをしましょう。その方が、部下を持ったときには尊敬できる上司となることができます。
設計集団として、団結してやっていくのなら、お互いが尊敬できる存在にならないと空中分解してしまうこともありますから。← キーポイントです。
(資格を持っているだけでは、自慢にもなりません。その資格をはじめて行使できて、目的としたものが出来てこそ 真の技術者なのですから。これから先を担う若者へは、名前負け(資格負け)する技術者にはならないようになって欲しいと思います。)
資格をとったら、今度は内容で誇れるように。
(普段の生活の中でも共通して言えることです。)
このきびしい世の中で、業界を生き残っている技術者には、何か秘めているものがあります。
一技術者として、自分にも言い聞かせて頑張らなくては。