設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2011年4月18日月曜日

とちぎの公園の紹介 ~栃木市:大平運動公園~

栃木市の大平地区(旧大平町)にあります、運動公園内のエントランス空間がリニューアルいたしました。

噴水周りのリニューアル(昨年)と今回、遊戯広場が新たに設置され、休日は多くの子供たちでにぎわっています。

遊戯広場として、複合遊具とシェルター、ムービング遊具が設置されました。

複合遊具は、背景の緑モチーフにしており、新緑の緑と屋根の緑とが重なるようにしています。
また、今まであったせせらぎ水路と新たに設置された遊戯広場において行き来できるようになりましたので、空間として一体感がもたれています。

お近くの方は、ぜひ一度足をお運びください。

【ここまでは、会社のブログと同様です。 以下追記】

予算の無い中、コンクリート製品とを組み合わせて渡り橋をつくりました。

これらの、計画から実施をするにあたり、役所の担当者様および、遊具メーカー様のご協力があって、いろんな要望や考えを汲み取っていただけたからこそ、設計意図に沿ったものが出来たと思います。また、設計図を基にこの工事を行っていただきました施工業者様のご協力もあり、みんなが活用できる遊戯広場が出来たと思います。

どこかで、手を抜けばあべこべなものになってしまいます。
遊具を扱うメーカー様は、設計の意図を汲み取っていただけることと協力的であること、
役所の発注者様は、設計の意図を汲み取っていただき、また、実行へうつしていただけること、
施工業者様は、設計の意図を理解しながら、技術を注ぎ込んでいただけることがあってこそ、きれいな公園空間が出来上がります。
(今回は、皆さんが協力的であったのでこちらとしても心が救われた限りです。)

北関東は、南関東(東京や神奈川など)と比べ、公園行政においては後発的であります。
しかしながら、デザイン意図を汲み取っていただける自治体もあります。
今回は、役所担当者様のご理解と熱意があったからこそ実現できたものです。

「このような担当者に出会えれば、北関東も捨てたものじゃない!」
そして、感性が合ったからこそ、考え方など理解していただけたものだと思います。


今回、いろんな方々にご協力とご理解をいただけましたことを、ここにお礼を申し上げます。
ありがとうございました。