震災後の計画について、様々な分野で議論がなされております。
震災にあわれた方々においては、現在もなお、希望の兆しを見ることが出来なく苦しい状況が続いております。
復興を考えるにあたり、都市の計画から道路、水道などのライフラインの計画、防災の計画など多岐に考えるべきことがあるのはご承知のとおりですが、空間を扱う技術者としては、ランドスケープの観点からは、その土地の記憶や文化、住民のよろどころ、「コミュニティー文化」を大切にしていかなければならないと思います。
地域の文化は、少し土地が離れるとだいぶ違うこともあります。住んでいる人で無いとわからないこともあります。大きなベクトルのもと進めるべき計画と、小さなベクトルで進めるべきものを明確にしながらやっていくことが望まれるのではないかと思います。
空間を扱う技術者としては、どんなことであれ「いろんな気持ち」を大切にしながら日々業務に精進していくことが必要であることを再認識しませんか。