地方の多くの観光都市や宿場町、集落は、メインストリート沿いに家が建ち並び、まちなみを形成しています。
それが、だんだんと人々が密集してくると、点から線へ 線から面へ まちが広がって行きます。
いつからか自動車社会となり、都市部ではまちなかの空間構成は面的にも維持されつつも、地方では、それが維持できなくなり、面から線を通り越して、道路の骨格だけは残っり、最終的に点となってしまうことがしばしば。
都市の成長と衰退は、その時代のニーズに伴い繰り返し起こるものではありますが、自分たちの地域を何とかして盛り上げて行きたいと考えている方々は、新しい発想を持った若者を中心に増えつつあります。
自分が住むまち、生活の舞台がさびれている、しまいそうなことに対し、そのままでいいと思う若者は多くいないと思います。
若者は常に刺激を求めている、そして子を持つ親は生活をすることに対してその居住地で成り立つことを望んでいたりもします。
そして、安心して暮らせることも求めている。
仕事の中の会話において、ベテラン技術者や現役を引退した先輩の方々から聞くこととして、「昔はもっと活気があったんだよ。ここはいい思い出の地だよね。」という言葉も聞きます。
これから先、いろんな地域で人口減少時代にどのように立ち向かっていくか、生活をどう維持していくかが課題となることかと思います。
自分も含めて、この先どのように生活を営んでいくか、社会に対してどんなことを貢献できるかを考えていかなくてはいけませんね。