設計・計画に携わってる者から見て、公園や都市、地域空間についてや 北関東でのランドスケープデザイン・造園外構設計の現状、身のまわりの出来事から思ったこと、日常の話題など気持ちまで含めてざっくばらんにレポート、つぶやいていきます。
(都市部より未熟な点もあれば、その逆もある。)


【東北芸工大 環境D 3期生のいま】

同期の仲間たちはそれぞれ、建築や都市計画の分野で活躍していますが、地方ですとこんな感じです。中央でしかできないこと、地方でしかできないこと、いろいろあります。

自分の周りの出来ごとを中心に、肌で感じたものごと 笑いや感動したこと 思ったこと あるときは苦悩の日々を。 ちぐはぐな文章は愛嬌ということでm(_ _)m

仕事をしていく上で、プランニングの仕事においては気持ちの部分も内容に大きく影響します。創造性のある仕事を「純粋にやっていくため」には大切な要素であると思いますので。

2012年3月25日日曜日

市街地内部の魅力的空間 (山形のまち)

学生時代に住んでいた山形のまち

10数年ぶりにじっくり歩いてみると、新たな発見や社会人になってからのモノをみる視点が加わってまた一味違うモノゴトが見えてきます。
(取材日:2012 3/20)

まちを歩く楽しさは、人間的な歩くスピードと程良い距離間において巡ることができる数々の賑わいスポットや趣を感じる空間などが結びついていることにあります。

まちをつくっていく、形成していることとして、つくる側においては、都市や地域の計画からはじまり、土木、建築、風景などの計画と設計、そして実施(施工)がされ形となります。
そして、運用していくうえでは、そこの中に様々なふれあいや、人々の生活、文化活動などが密接に繋がっておりひとつのまちば空間ができているのです。


(すずらん通りを歩く) ところどころに人を立ち止まらせるものがある。




休憩できそうなベンチもある。モニュメンタルなものでもあり。


消火栓ひとつにしてもまちの風景となっている。


ところどころにある神社仏閣も人々の生活の中にある魅力空間なのだ。


(霞城公園)史跡の復元→現代に活用していくこと 文化の継承でもある


(霞城公園)歴史的な建物となりたちを学ぶことは文化を知る上で大切なことである


きちっとした和風空間は商売へのメリットだけでなく、プラスαの観光資源にもなる


(旧山形県庁:文翔館)趣を感じる空間は、人のこころを惹きつける


(旧山形県庁:文翔館)どっしりした風格があるか否かで、都市の文化度が読み取れる

(御殿堰)中心市街地にも水と触れあえる和風空間があることで立ち寄りスポットになりうる


(御殿堰)季節や彩りを感じさせるものは、人のこころを和ませる


(第一小学校:山形まなび館)往時に建てられたしっかりした建物は文化価値としても優れている


(第一小学校:山形まなび館)往時の建物を現代におしゃれに利用可能なのである


(紅の蔵)表情のない建物が乱立するなかで、表情をしっかり持っている建物は人を惹きつける


いろんな都市の魅力は、季節感を感じる、文化・芸術的要素を感じる、賑わいや人々のふれあいを感じるなど、人のこころに訴えかけるものがあることが、そこにいていいなと思う大きな要素であると思います。

(男山酒造)交差点の正面にある酒蔵はまちの大切なシンボルでもある

まちを歩くことによっていろんな発見があることは、刺激的でもあり、そして喜びでもある。

学生時代に、学科課題などで山形のまちを歩きましたが、改めて歩いてみると新しい別の発見があるものです。
そして、当時と比べて成熟してきたなと思うところも見えてくる。

あらためて、まちをあるくことは都市の魅力探しのような要素もあるのかなと思ったりしています。

(自分の仕事に置き換えてみれば)
設計の仕事をしていく上では、まずその場へ足を運んで、状況(情況)を感じ取ることが大切です。
ある意味、机上だけで考えるのではなく、仕事以外のことでも自分の知識の蓄積や感性の研鑽からみれば、普段からのフィールドワークはとても大切なことです。

いろんなモノゴトをみていくことは、考えるツール、実行へ移すための大きなヒントが隠されている
と思います。


いろんな視点で、まちを歩き、そしてまちに触れること。

人が生きていくステージを考えることにおいて、(文化創造の分野においても)とても大切なことであると思いますね。